税理士登録者数は、2020年7月末日現在で78,714名。同じ時点でのデータはないのですが、2018年のデータで女性税理士の比率は、14.93%だそうです。
親の後を継ぐわけでもないのに独立開業している女性税理士・・・となると、どれくらいなのでしょう?見当もつきませんが、かなりの少数派でしょう。開業の挨拶状をお送りした後、よく思い切って決断したね・・・と言われました。
数字が嫌いな人には???かもしれませんが、税理士という仕事は、結構、女性に向いているのではないか、と思います。細かいところに気付き、家事の段取りとか並行して様々なことをするのが得意な女性、多いですよね。法令順守で正しく申告するのが最も大切なことではありますが、申告書を作成することだけが税理士のお仕事ではありません。税理士はサービス業であることを考えると、奉仕力というのでしょうか、見返りを求めるわけではなく誰かのために何かをする人に向いている職業なのではないかと思うのです。(もちろん男性女性関係なく・・・ですが、女性の方がそういう人が多いかと、勝手に思う次第です。)
もちろん税理士に求めることは様々です。女性税理士は頼りない、と思われる方もいらっしゃることでしょう。私自身、税理士試験に合格してから8年数ヶ月、税理士事務所でお仕事をしてきて一般的な税理士事務所で行っている業務は一通り経験しましたが、複雑な組織再編税制や国際税務の経験は無く、さっぱり分かりません。残念ながら、税理士だからと言って、すべての税務に精通しているわけではありません。大手税理士法人の男性税理士の大先生と個人税理士事務所の女性税理士とでは、得意な分野や事務所経営の考え方、お客様との接し方、等々、全然違います。
私のような個人事務所の女性税理士が得意なこと、それは、きめ細かな気配りと丁寧さでお客様の不安を軽減しながら税務会計のサービスを提供することだと思います。
中小企業や個人事業で経理を担っている方、女性の方が多いですよね?ちょっとした会計処理の質問、男性税理士さんより、女性税理士の方が相談しやすいと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
中小の法人様、個人事業主の方、女性経営者の方で、話しやすい税理士をお探しの方にこそ、私のような税理士がお役に立てるのではないかと思っています。